こよなく愛する?社労士試験

社労士試験を2年間挑戦してきた筆者が、「あるある」話をつぶやきます。

【択一】国年 問2

〔問  2〕 国民年金法に関する次のアからオの記述のうち、正しいものの組合せは、
後記AからEまでのうちどれか。

 

ア 障害基礎年金を受けることができる者とは、初診日に、被保険者であること又は被保険者であった者であって日本国内に住所を有し、かつ、60歳以上65歳未満であることのいずれかに該当する者であり、障害認定日に政令で定める障害の状態にある者である。なお、保険料納付要件は満たしているものとする。

 

イ 国民年金法第30条の4の規定による障害基礎年金は、受給権者の前年の所得が、その者の所得税法に規定する同一生計配偶者及び扶養親族の有無及び数に応じて、政令で定める額を超えるときは、その年の10月から翌年の9月まで、政令で定めるところにより、その全部又は3分の1に相当する部分の支給を停止する。

 

ウ 障害基礎年金を受けることができる者とは、初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までに被保険者期間があり、国民年金の保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が3分の2以上である者、あるいは初診日が令和8年4月1日前にあるときは、初診日において65歳未満であれば、初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までの1年間(当該初診日において被保険者でなかった者については、当該初診日の属する月の前々月以前における直近の被保険者期間に係る月までの1年間)に保険料の未納期間がない者である。なお、障害認定日に政令で定める障害の状態にあるものとする。

 

エ 国民年金基金の加入の申出をした者は、その申出をした日に、加入員の資格を取得するものとする。

 

オ 国民年金基金の加入員が、第1号被保険者の資格を喪失したときは、その被保険者の資格を喪失した日の翌日に、加入員の資格を喪失する。

 


A (アとイとエ) B (アとイとオ) C (アとウとエ)
D (イとウとオ) E (ウとエとオ)

 

【試験中】

正しいものの組み合わせね。

ってこれあれやん。

去年も出た、正しいもの3つ選ぶ系か、、、

 

ア:障害基礎年金を受けることができる者とは」

お、きた。定番論点。

 

「初診日に、被保険者又は被保険者であった者であって日本国内に住所を有し、かつ、60歳以上65歳未満であることのいずれかに該当する者であり」

 

うん。

 

「障害認定日に政令で定める障害の状態にある者」

「保険料納付要件は満たしているものとする」

 

これは〇やろ。めっちゃ〇。

 

イ:国民年金法第30条の4の規定による障害基礎年金は、

でた、なぜか20歳前傷病だけはこの書き方してくるやつ。

 

「受給権者の前年の所得が、~政令で定める額を超えるときは」

これも定番や。

 

「その年の10月から翌年の9月まで」

ここオッケー。

 

「その全部又は3分の1に相当する部分の支給を停止」

はいはいはいはいこれこれこれこれ!!

こういうのでええねん。

全部こういうのにしてね。

 

「2分の1」やで!

 

さて選択肢ちょっと消しに行くか。

 

ってこれ、アが〇でイが×の時点で答え1個やな。

 

うーん、時間は節約したいものの、これ結構取りたい問題やな。

一応もうちょっと見とくで。

 

ウ:「初診日の前日において、初診日の属する月の前々月までに被保険者期間があり、国民年金の保険料納付済期間と保険料免除期間を合算した期間が3分の2以上である者」

 

うわっ、長いわ。

やっぱ読むんやめといたらよかった、、、

ワイは5行以上ある文章は読まれへん能力者なんや。

勘弁してくれ。

 

けど定番論点や。

 

「初診日が令和8年4月1日前」

「初診日において65歳未満であれば、」

 

ここオッケー。

 

「初診日の前日において、」

うん。

 

「初診日の属する月の前々月までの1年間に保険料の未納期間がない者」

よし。

 

〇や。

 

あとCはちゃんとウを〇にしてるわ。

 

エ:国民年金基金の加入の申出をした者は、その申出をした日に、加入員の資格を取得するものとする。」

 

みじか。

これからやったらよかったわ、、、

 

えー、「申出をした日に、加入員の資格を取得」

〇やな。

 

Cもエは〇って言ってるわ。

 

よし、さすがにもうええやろ!

Cやで!

 

【検証】

去年から出始めた、「正しいものを3つ選べ」系の問題です。

 

結局これって、「誤りを2つ探す」問題でもあるので今まで見てきた問題と同じなのですが、違いとしては選択肢の見え方がごちゃごちゃしているので、時間がかかるのと読み間違えるリスクがちょっとだけ増えてしまいます。

 

アとイだけで決め打ちしてさっさと次に進んだ人も多いと思いますが、私は日和って一応ちょっと時間使っちゃいました。

 

ちなみにオの誤りは、

 

「資格を喪失した日の翌日に、加入員の資格を喪失」

「その日」喪失

 

です。

これも定番。

 

ただ、エとオの論点は過去問10年分からは外れているので(H24とH25)、あまり印象に残っていなければ一瞬あれ?ってなるかも。

 

人によっては短いものから処理してエやオで迷われるパターンもあると思いますので、その場合は問題の見え方がちょっと違ってきたかもしれません。

 

【正答】 C (アとウとエ)